■すぐに友達と通信対戦するためのやり方
あなたがサーバーになると仮定して説明します。 server.exeを起動してください。

(1)のstartボタンを押し、サーバーを起動します。
(2)の筐体リストには、自動的に「Welcome」という名前の筐体が1つ配置されているはずです。
ポート番号を変える必要がある場合は、先にポート番号を変更してください。
このポートは、対戦相手に対して公開されている必要があります。

startボタンを押した段階でうまく起動できず、エラーの文言が出る場合があります。
考えられる原因としては
・別のアプリケーションが、そのポート番号を使っている
・セキュリティーアプリケーションが、サーバーになることを禁止している
・WindowsUpdateのインストール待ち
といったことが考えられます。

サーバーが起動したら、valforce.exeを起動してタイトル画面からNETWORK MODEを選択してください。

(1)の「このPCで動いているサーバーに接続」を選択します。
接続に成功すると、筐体一覧が見られるはずです。

対戦相手に、あなたのIPと、サーバーのポート番号を伝えてください。
IPは
・対戦相手が同じLAN内にいる場合は、プライベートIPアドレス
・そうでない場合は、グローバルIPアドレス
を教えるようにしましょう。
対戦相手が同じLAN内にいる場合とは、(大抵の場合)物理的に同じルータにつないでいる人同士での対戦のことです。
例えば家族間での対戦などが考えられます。

デフォルトの設定では、サーバーにつなぐと「Welcome」という名前の筐体が置いてあるはずです。
二人ともこの筐体に着席すると、試合開始となります。

■仮想ゲームセンター運営
ゲーム筐体を複数設置することで、多人数に対して通信対戦環境を提供することができます。
ここではその設定について説明します。


server.iniをテキストエディタで編集します。
server.exeは、iniを編集し終えてから起動してください。
起動中にiniを編集しても即時反映はされません。(exeを再起動すれば反映されます)

[TableX]という項目が筐体の設定です。(Xは0〜63の数字)
※注意
Xの数字は、0から連番である必要があります。
[Table0][Table2][Table3]のような設定をすると、[Table0]までしか認識されません。


・[TableX] Title
筐体の名前です。無くてもかまいませんし、同名をつけても構いません。

・[TableX] EventMode
1を設定することで、その筐体はイベントモードとして動作します。
イベントモードとは、どちらが勝利しても強制的に退席になるモードです。

・[TableX] Watch
1を設定することで、その筐体での試合を誰でも観戦できるようになります。

・[TableX] Demo
1を設定することで、体験版プレイヤーが対戦可能な筐体にすることができます。
使えるキャラクターやステージは体験版と同じに制限されますが、製品版プレイヤーも対戦することができます。

・[TableX] REC
1を設定することで、その筐体での試合がリプレイファイルとして保存されるようになります。
保存先は、対戦をしているプレイヤーと観戦しているプレイヤーのPCです。

・[TableX] Slow
1を設定することで、その筐体での試合のゲームスピードがスローになります。

・[TableX] Mirror
1を設定することで、その筐体での試合がミラーサーバーに配信されるようになります。
1を設定できるのは全筐体の中で1つだけであり、複数で指定されていた場合はテーブル番号が低い方のみ優先されます。
また、Demo=1に指定されている筐体ではMirrorの値が1であったとしても無視されます。

・[TableX] 1P_HP
1P側のライフ量を設定できます。
デフォルトは100であり、50〜150の値が指定できます。単位は%です。

・[TableX] 2P_HP
2P側のライフ量を設定できます。
デフォルトは100であり、50〜150の値が指定できます。単位は%です。

・[TableX] 1P_WeaponRecovery
1P側の武器エネルギー回復速度を設定できます。
デフォルトは100であり、50〜150の値が指定できます。単位は%です。

・[TableX] 2P_WeaponRecovery
2P側の武器エネルギー回復速度を設定できます。
デフォルトは100であり、50〜150の値が指定できます。単位は%です。

・[TableX] 1P_Meter
1P側のライフ、武器エネルギーメーターなどの表示を設定できます。
デフォルトは1であり、0にすることで非表示となります。

・[TableX] 2P_Meter
2P側のライフ、武器エネルギーメーターなどの表示を設定できます。
デフォルトは1であり、0にすることで非表示となります。


・[CONNECT] Port
サーバーのポート番号です。

・[CONNECT] UserLimit
サーバーに接続できるプレイヤーの数を制限します。

・[CONNECT] AutoStart
1を設定することで、アプリケーション起動時に即座にサーバーを稼働させます。

・[CONNECT] Public
1を設定することで、「夢ソフト」のページにサーバーを公開します。

・[CONNECT] SameAddressUserLimit
同じIPから接続サーバーに接続できるプレイヤーの数を制限します。

・[CONNECT] WatchingDelay
設定できる値は1〜60です。
観戦ユーザーに、値フレーム分の進行データをまとめて送信することで、サーバーの送信負荷を軽減します。
1フレームは1/60秒です。
欠点として、観戦ユーザーのクライアントで流れる試合映像が、実際の試合進行より値フレーム分遅延します。
(しかし、試合の進行が最長で1秒遅延していたとしても問題にはならないでしょう)
1を設定すると、version1.xx.yyの時と同じ挙動となります。


・[ERROR] AutoRestart
1を設定することで、サーバーで復帰可能なエラーが起こった時、自動的にサーバーを再立ち上げします。

・[ERROR] AutoReport
1を設定することで、サーバーにエラーが起こった時「夢ソフト」にエラーレポートを送信します。