■神凪アイ
電装天使ヴァルフォースの主人公、神凪アイです。
最初は喜怒哀楽がきちんとある正統派主人公のはずでしたが、できあがった3Dモデルがどう見ても無口クール系キャラにしか見えなかったため、設定の方を修正。
現在は無口真面目不思議系としてがんばっています。
バランスはこのキャラが基準です。
キャラ特性は「ダッシュ攻撃中にダッシュスピードが落ちない」。
最終的にも、しっかり基準キャラとして活躍してくれているようです。
名前の由来は特に無し。
「神」という文字を使いたかったので色々考えていて、フィーリングで決めました。
後日「かんなぎ」という漫画があったことを知って、ちょっと困りました。
最初期の体験版で、唯一実装されていたのがこの娘です。
さすがにあの体験版を持っている人は少ないかな?
■黒羽ナガレ
中量級であるアイに対抗した、軽量級のキャラクターです。
彼女は非常に分かりやすい容姿、性格をしているため、ラフ絵無しでいきなりイラスト化となりました。
元ネタキャラは、一般的な「黒髪ロングで他人を見下すタイプのお嬢様」。
勝ちセリフの高飛車っぷりはNo1です。
キャラ特性は「空中機動力に優れる」です。
空キャラの問題点は、逃げの強さっぷりと、一人だけ別ゲーっぷりにあります。
そのためナガレは前系のジャンプはとても速く。後ろ系のジャンプは遅くなっています。
名前の由来は、いままで出会った知人の中で一番格好良かったリアル名字をいただきました。
そこからフェザー(羽)という武装が生まれ、現在の武装となっています。
彼女の生い立ちやら性格設定はわりと決まっているのですが、トーク形式だと紹介しづらいため、そのうちショートストーリーとして紹介される予定です。
■宝鏡メイ
3キャラ体験版、最後の1人です。
最後は重量級。
このゲーム唯一の操縦タイプの機体です。
おかげでデザイナーからは非常に作りづらいと不評でした。
女の子については、当初からロリババァです。
デザイナーがロリババァを知らなかったので、説明に苦労した記憶があります。
なのでラフ絵でまずはキャラの性格イメージを煮詰めていきました。
ラフ絵での機体の案は「ゲーム中、女の子が見えないので却下」となり、現在のデザインに変更されました。
女の子の外見についても「今後ツインテールが入る予定が無いので、金髪ツインテールで」と大幅に変更。
かなりの難産キャラでしたね。
空キャラに弱いということで、しゃがみCWが生まれました。
最初は空中で爆発したり、隙がでかかったりと対空専用だったのですが、それではいまいち面白みが無いと。
そもそも空キャラ少ないじゃないかと指摘が入り、超遠距離攻撃としても使える現在の形になりました。
なかなか使いでのある素敵な技になったと思います。
名前の由来は特に無し。
ちょっと中華っぽいというか、歴史ある神秘の力っぽさを出すために「宝鏡」という中華風マジックアイテムっぽい名字になりました。
ロリババァということで、永世者という設定がつき、色々設定面で便利なキャラです。
だいたいこいつのせい。
■斑鳩セツナ
外見の原案を、デザイナー側が作った唯一のキャラクターです。
「もっと大人で格好良いキャラを作りたい」とのことで、まかせてみました。
結果的にどこかで見たような…。これお前の好きな○○じゃないか!
もういっそ全身義体設定も付属ってことでいいよとなりました。
私の趣味的に絶対つくらなかったキャラであり、確かに格好良いキャラとなっているため、いまでは気に入っています。
硬い!強い!遅い!がコンセプト。
遅くて最弱のキャラだったのですが、リリース直前に「これでは詰む」という意見の元わずかに機動力をUP。
そうしたら逆に強くなりすぎたキャラでした。
難しいなこの娘…。
名前の由来は特に無し。
なんとなく語感でつけてみました。
■六堂マリア
修道女と言えば「男とは何ですか?」「(羊を指さして)あれが男という生き物です」「そうなのですか」だと思っているので、そういう世間知らずキャラになりました。
ところでこの会話のやりとり、元ネタがあった気がするのですが全然思い出せません。10年以上前の何かが元ネタだと思うのですが…。知っている方求む。
初期デザインはそれに合っておらず、格好良すぎたので変更に。
女性としていかがなものか…。という格好をしているのも、それすら理解していないという設定を分かりやすく伝えるためのものです。
バランス面では非常に苦労した覚えがあります。
最初期は「歩きの初速が遅いが、どんどん加速していきダッシュ以上の速さになるキャラ」でした。
あまりに別ゲーだったため没に。
そういえば、開発中はメイに9:1つけられてるキャラでした。
思い切ってRWでドリル全般を相殺できるようにしたところ、ほぼ互角に。
何せ機動力の低さのせいで、ドリルがガンガンあたるキャラだったので…。
名前の由来は、シャドウランリプレイのキャラクターから拝借。
キャラクター的な関連性はありませんが、語感が良いのと「六道」とひっかけたかったので採用。
センターウェポンの名前「ダンスマカブル」は、トーキョーN◎VAというゲームの技から拝借。
ダンスマカブルの語源にあわせて、左右の武器もフランス語で命名しました。
■月影アヤカ
ミサイル乱射キャラは必須でしょう。
ガトリングとミサイルを備えた、旧式武器を使いこなす真面目な女の子。
というコンセプトでアヤカはデザインされました。
自分に厳しく、他人にも厳しい委員長タイプ。
だったのですが、出来上がった3Dモデルが明らかに女子大生かOLといった風体に。
考えてみれば「まともな」「やさしい」お姉さん系のキャラがいなかったことも相まって、現在のアヤカの性格設定に変更されました。
弾幕を張るのはゲームとしても楽しく、とてもお気に入りのキャラです。
微妙な強さのキャラが大好きなため、アヤカは色々いじくられてあちこち微妙な性能になりました。
初期は「後ろ系ダッシュのほうが、前系ダッシュより速い」というピーキーなキャラだったのですが、バランス調整の段階で怒られ修正。
スライドCWを微妙な誘導にして置けるようにしたり、後ろダッシュLWをおもしろくしたり、何よりしゃがみCWを凄まじく難しい技にしたりと、やりたい放題しました。
名前の由来は、エクストリームな格闘少女「綾香」から。
ラフデザインの段階で決めていた名前だったので、現在のアヤカとはあまり関連性がありませんが…。
■春風レン
ボクっ娘は必須でしょう。
ピンク髪で、ポニーテールで、チアガールっぽいカラーリングで、ローラーブレードで移動。円盤を射出する盾と魔法の杖で戦うキャラ。
という超具体的な指示のもとラフ絵が作成されたため、ラフの段階でほぼ完成系です。
戦闘スタイルの元ネタは、ソードワールドアドベンチャー『プロミジー急転!』に出てくる「スノー・メイデン」。
氷上をスケートで移動しながら魔法を放ち、氷上船を襲うミニスカートの女盗賊団です。
とても絵面が良さそうだったので、いつか使ってみたいと思っていました。
円盤は3DアクションSTGでタブーかなとも考えていた、ブーメラン兵器。
バランス調整を凄まじく難しくしてくれた武器でしたが、最終的に強すぎもせず、弱すぎもしない武器に落ち付いてくれてよかったです。
名前の由来は特になし。
「レン」は昔から私がボクっ娘につけていた名前。
「春風」は、ひたすら陽気なキャラを表すのにちょうど良さそうだったので採用しました。
■美澤エレナ
主人公である神凪アイと対比的な存在として作られた、裏主人公キャラです。
アイの青の逆である赤。クールの逆である熱血。
これらから、格闘系の野蛮なキャラとしてデザインされました。
旧アヤカの設定を流用し、自分にも他人にも厳しい委員長タイプに。
一人称はいままでにいない「あたし」。
ヴァルフォース参戦理由はいままでにいない「義務で仕方なく嫌々」。
「そういえば居ないな」と気づいてツンデレ追加。
ロングのツーサイドアップキャラは必須だろう。
と、他のキャラに入れられなかった要素をふんだんに盛り込んだ結果が、この清々しいまでに生き生き動いてくれる美澤エレナというキャラクターです。
デザイナーも手慣れてきたのか、ラフデザインの段階でキャラクターや武装の造形がほとんど固まっていますね。
バランス調整が死ぬほど大変なキャラでしたが、3DアクションSTGとしては最大限「ちゃんと格闘する格闘キャラ」に仕上がったと思っています。
名前の由来は、お気に入りのボクっ娘から名字を拝借。
レンにつけるべきでしたが「美澤レン」はちょっとなぁ…と思ったので。
「エレナ」は記憶の片隅から語感だけでひっぱってきた名前ですが、つけてだいぶ経ってから「あ、ストリートファイターIIIのキャラの名前だ」と思い出しました。
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